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Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)とPrime Reading(プライムリーディング)とは
Amazonでは、電子書籍のサービスとして書籍の定額読み放題サービスKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)と、プライム会員特典であるPrime Reading(プライムリーディング)を展開しています。
2つのサービスには、どのような違いがあるのでしょうか?主な特徴と違いを解説します。
Kindle UnlimitedとPrime Reading(プライム会員特典)の比較表
サービス | Kindle Unlimited | Prime Reading |
---|---|---|
料金 | 月額980円(税込) | 月額500円(税込) |
無料期間 | 30日間 | 30日間 |
取扱冊数 | 200万冊以上 | 1,000冊以上 |
取り扱い ジャンル | 全28ジャンル | 全8ジャンル |
接続台数 | 最大6台 | 最大6台 |
端末 ダウンロード | 最大20冊まで | 最大10冊まで |
※表の情報はグリーニュースプラス編集部調べ(2023年1月時点)のものです。
Kindle UnlimitedとPrime Readingは、 どちらも電子書籍が読めるサービス
Kindle UnlimitedとPrime Readingは、電子書籍に関係するサービスです。どちらもAmazonが展開しており、一部の電子書籍が読み放題になります。
電子書籍は、ブラウザやアプリを使って漫画・小説などが読める仕組みです。本を保管するスペースが不要で、本を買いに行く手間がかからないのがメリットといえるでしょう。
Amazonの電子書籍サービスは、本をたくさん読みたい人に適しています。Kindle Unlimitedやプライム会員に登録するだけで、多くの作品に触れられるでしょう。
Prime Readingはプライム会員特典の一つ
月額有料登録が必要になるKindle Unlimitedと異なり、Prime Readingはプライム会員になると自動的に付帯する特典です。
プライム会員特典は数が多く、Prime Reading以外にも複数の特典が利用できます。Amazon通販での送料無料サービスやお急ぎ便無料、音楽配信サービスなど特典は多彩です。
電子書籍以外のサービスを重視する場合は、Prime Readingが適しています。もともとプライム会員に登録していれば追加料金なしで利用できるため、別途費用がかからないのもメリットです。
また、Prime Reading以外の主なプライム会員特典は下記のとおりです。
Amazonプライム会員の特典・メリット
- 配送料・お急ぎ便が無料
- 大型商品のような特別取扱商品の取扱手数料が無料
- 「Prime Video」で対象の映画やドラマが見放題
- 「Prime Video チャンネル」に登録できる(要追加料金)
- 「Amazon Music プライム」で200万曲以上が聴き放題
- 「Amazon Mastercard」利用の購入でAmazonポイントが2%貯まる
- 「Amazon Photos」で写真を容量無制限・フル解像度で保存できる
- 最短約2時間で生鮮品や生活用品が届く「Amazonフレッシュ」が利用可能
- 購入前に試着できる「プライム・ワードローブ」
- 数量限定タイムセールに30分早く参加できる
- 「Amazonファミリー特典」でベビー用おむつとおしりふきの定期おトク便がいつでも15%OFF
- 「Prime Gaming」で無料ゲームができる
- 同居家族2人までは一部プライム特典を受けられる
- 一部商品をプライム限定価格で購入可能
Amazonプライム会員の特典やメリットについては下記の記事で詳しくご紹介していますので、ご参考にしてください。
【Kindle UnlimitedとPrime Reading】料金を比較
Kindle UnlimitedとPrime Readingは、料金設定や支払い方法が異なります。登録する際にかかる費用と、それぞれの支払い方法について見ていきましょう。
月額料金の違いと無料期間
サービス | Kindle Unlimited | Prime Reading |
---|---|---|
料金 | 月額980円(税込) | 月額500円(税込) |
無料期間 | 30日間 | 30日間 |
※表の情報はグリーニュースプラス編集部調べ(2023年1月時点)のものです。
Kindle Unlimitedは、月額980円(税込)で登録できるサービスです。
Prime Readingは、プライム会員登録の月額500円(税込)が費用としてかかります。
プライム会員は年間プランがあり、年間4,900円(税込)でも登録が可能です。年間プランでの実質の月額料金は408円程度になります。学生向けのPrime Studentは月額250円(税込)、年間2,450円(税込)で登録が可能です。
学生割引については下記の記事もご参考にしてください。
対して、Kindle Unlimitedでは、不定期に2か月間月額99円のようなキャンペーンが行われています。Kindle UnlimitedとPrime Readingは初めての登録時に30日間の無料体験ができるため、初回は無料体験を利用しましょう。
支払い方法
Kindle UnlimitedとPrime Readingの支払い方法は、やや異なります。それぞれ見ていきましょう。
Kindle Unlimitedの支払い方法
Kindle Unlimitedの支払い方法は、以下の4種類です。
- クレジットカードまたはデビットカード
- あと払いペイディ(Paidy翌月払い)
- 携帯決済(d払い・auかんたん決済・ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い)
- Amazonギフト券残高払い
Amazonプライム会員の支払い方法
Amazonプライム会員登録では、以下の6種類の支払い方法に対応しています。
商品購入をともなう場合など、一部のケースでは代金引換も可能です。
- 携帯決済
- クレジットカード
- あと払いペイディ(Paidy翌月払い)
- Amazonギフトカードの購入
- パートナーポイントプログラム
- PayPay(ペイペイ)
サービスに関する違い
Kindle UnlimitedとPrime Readingは、取り扱いサービスが異なります。ジャンルや冊数など、それぞれの特徴を見ていきましょう。
読みたいジャンルや本によっては、対応しているサービスに登録する必要があります。
サービス | Kindle Unlimited | Prime Reading |
---|---|---|
取扱冊数 | 200万冊以上 | 1,000冊以上 |
取り扱い ジャンル | 全28ジャンル | 全8ジャンル |
接続台数 | 最大6台 | 最大6台 |
端末 ダウンロード | 最大20冊まで | 最大10冊まで |
※表の情報はグリーニュースプラス編集部調べ(2023年1月時点)のものです。
取り扱いジャンル
- Kindle Unlimited:文学・評論、人文・思想、社会・政治、ノンフィクション、歴史・地理、ビジネス・経済、投資・金融・会社経営、科学・テクノロジー、医学・薬学、コンピュータ・IT、アート・建築・デザイン、趣味・実用、スポーツ・アウトドア、資格・検定・就職、暮らし・健康・子育て、旅行ガイド・マップ、語学・辞事典・年鑑、教育・学参・受験、絵本・児童書、コミック、ライトノベル、ボーイズラブ、ティーンズラブ、タレント写真集、エンターテイメント、楽譜・スコア・音楽書、雑誌、アダルト(全28ジャンル)
- Prime Reading:小説・評論、ビジネス・経済、趣味・暮らし、絵本・児童書、コミック、雑誌、洋書、その他(全8ジャンル)
Kindle Unlimitedでは、小説・ビジネス書・コミック・雑誌などの和書や洋書を合わせて、200万冊以上が読み放題の対象となっています。公式情報によると和書12万冊以上、洋書120万冊以上とあり、洋書の割合が圧倒的です。
Prime ReadingはKindle Unlimitedで読み放題の対象となっている本のなかから、1,000冊以上が読み放題となっています。
Prime Readingの対象タイトルを検索し、読みたいものが少ない場合はKindle Unlimitedが適しています。それでも、1,000冊以上が読み放題になり他の特典も付帯するPrime Readingは、ライトな読み放題サービスとしては優秀です。
ダウンロードできる冊数
Kindle UnlimitedやPrime Readingでは、一度に端末にダウンロードできる冊数が限定されています。ダウンロードした本はライブラリに保存でき、読んでいる途中でも簡単に呼び出せるのが特徴です。
Kindle Unlimitedでは20冊までライブラリに保存できますが、Prime Readingは10冊までとなっています。レンタルのようなスタイルで、上限を超えると古い本をライブラリ内から削除しなければいけません。
ライブラリに保存した本は、好きなときに削除が可能です。上限を超えたときに案内画面から削除するか、ライブラリ内で本の利用を終了するボタンから削除しましょう。
Kindle Unlimited・Prime Readingの使い方
Kindle UnlimitedとPrime Readingを利用するには、Kindleアプリ・Kindle for PC・Kindle Cloud Readerのいずれかが必要です。スマホとPCでどのように使うのか、基本的な使い方をご紹介します。
スマホでのKindleアプリの使い方
スマホでKindle UnlimitedやPrime Readingを使うには、Kindleアプリをインストールします。アプリに対応していない場合は、ブラウザでKindle書籍が閲覧できるKindle Cloud Readerを利用しましょう。
Kindleアプリは無料で利用できるため、アプリを使う場合の利用方法をご紹介します。iPhoneではApp Store、AndroidではGooglePlay Storeでインストールが可能です。
まずは、アプリを起動して好みの本を検索しましょう。ストアタブ(またはカタログタブ)をタップすると、キーワード検索バーが出てきます。書籍タイトルやジャンルなど、気になるキーワードで検索しましょう。
書籍タイトルの下部にKindle Unlimitedと書かれたものが対象です。Prime Readingの場合は、Primeと書かれています。対象タイトルを絞り込むには、フィルタ機能を利用しましょう。
PCでの使い方
PCでKindle UnlimitedやPrime Readingを使うには、Kindle for PCをインストールします。ブラウザで本を読みたいときは、Kindle Cloud Readerを利用しましょう。
まずは、Kindle for PCをアプリページからインストールします。Mac・Windowsは自動判定でインストールが進むため、選択する必要はありません。
アプリにログイン後、買い物カートのマークをクリックしてKindleストアを表示させましょう。気になる本をダウンロードするとライブラリに作品が入り、読めるようになります。
PC版のAmazonストアでは、Kindle UnlimitedやPrime Readingの対象作品をスマホやタブレットに配信もできます。PCで見つけた本を後で読みたいときは、とりあえず配信しておくのもよいでしょう。
詳しいKindleアプリの使い方については、下記の記事もご参考にしてください。
Kindle Unlimited・Prime ReadingのQ&A
Kindle UnlimitedとPrime Readingを利用するときに、気になるのはそれぞれの特徴です。家族会員の共有ができるのか、プライム会員特有の割引サービスがあるのかなど、気になる疑問をQ&A方式でご紹介します。
Kindle Unlimitedはプライム会員以外でも使える?
- Kindle Unlimitedは、プライム会員以外でも登録可能です
Kindle Unlimitedは、プライム会員以外でも登録できます。無料のAmazonアカウントを持っていれば、誰でも登録が可能です。
Amazonアカウントを持っていない場合は、Kindle Unlimitedの登録前に作成しておきましょう。
すでにプライム会員ならPrime Readingを利用できるため、もっと読み放題の対象作品を増やしたい場合にKindle Unlimitedの登録が候補になります。
家族で共有できる?
- Kindle Unlimited:1アカウントにつき最大6台の端末で利用可能。
- Prime Reading:1アカウントにつき最大6台の端末で利用可能。ただし、家族会員のアカウントでは利用不可
Kindle UnlimitedやPrime Readingに登録すると、1アカウントにつき最大6台の端末で利用できます。家族の共有端末での利用や、PC・タブレット・スマホでの利用など、比較的自由に使えるのがメリットです。
ただし、Prime Readingはプライム会員本人のアカウントでのみ、利用できます。プライム会員には家族会員を追加できますが、家族会員のアカウントではPrime Readingを利用できないため注意しましょう。
プライム会員ならKindle Unlimitedでも割引がある?
- プライム会員に対する、Kindle Unlimitedの割引サービスはありません
プライム会員の特典には、Kindle Unlimitedの割引サービスはありません。Kindle Unlimitedは独立サービスのため、特別なキャンペーン以外に割引はないと考えておきましょう。
過去のAmazonプライムデーには、プライム会員向けにKindle Unlimited3か月99円キャンペーンが開催されています。
しかし、すでにKindle Unlimitedに登録している場合や、過去6か月内に無料体験を利用していた場合は対象外です。毎年3か月間99円で利用できるとは限らないため、プライム会員にこだわる必要はないでしょう。
Kindle UnlimitedとPrime Readingはどちらがおすすめ?
Amazonの電子書籍読み放題サービスはそれぞれ異なる特徴があり、向き不向きがあります。
Kindle UnlimitedとPrime Reading、それぞれどんな方におすすめなのか、特徴を見ていきましょう。
Kindle Unlimitedがおすすめの方
- 外国の作品に興味がある方
- 幅広いジャンルに興味がある方
- 普段から読書が好きで、ビジネス書や雑誌も読みたい方
Kindle Unlimitedは、多様なジャンルの本を取り扱っています。特に洋書の冊数が多いため、外国の作品に興味がある方におすすめです。
小説やコミックは全巻が対象とは限らないため、幅広いジャンルを読んで好みの作品を探したいときに適しています。
読書が好きで、小説・コミック以外にビジネス書や雑誌にも目を通したい方は、Kindle Unlimitedを選択しましょう。
Kindle Unlimitedについては、下記の記事でも詳しくご紹介しています。
Prime Readingがおすすめの人
- すでにAmazonプライムに登録している方
- Amazon通販をよく利用する方
- 音楽や動画など他の付帯サービスにも興味がある方
Prime Readingは、Amazonプライムに登録済みの方やAmazonの他のサービスをよく利用する方におすすめです。電子書籍読み放題には別途料金がかからず、付帯サービスとして無料で利用できます。
読み放題の作品やジャンルにこだわりがなければ、1,000冊程度の冊数でも問題を感じないでしょう。電子書籍に対する興味が薄く、プライム会員のサービス全体に惹かれる方に適しています。
Amazon通販を定期的に利用し、音楽や動画など多様なサービスを利用したいときはPrime Readingを選択しましょう。
Prime Readingについては、下記の記事でも詳しくご紹介しています。
読書スタイルに合ったサービスをチョイスしよう
Amazonでは、電子書籍の読み放題サービスを2種類展開しています。プライム会員の付帯サービスPrime Readingと、独自サービスのKindle Unlimitedです。
Kindle Unlimitedの方が対象作品が多いため、取り扱いジャンルやタイトルを確認したうえで、適切なサービスを検討しましょう。Kindle Unlimitedは対象作品が200万冊以上と多く、本をよく読む人も満足できる内容です。
※画像は全てイメージです。
※記事内の情報は、グリーニュースプラス編集部の調査結果(2023年1月)に基づいたものです。
※本サイト上で表示されるコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。
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