目次
minne(ミンネ)を利用したいけど手数料はどれくらいかかるの?と不安な方に向けて、minneで必要な手数料について徹底解説。販売手数料や振込手数料などの項目に分けて計算方法をご紹介。手数料の仕組みを理解して、上手な売り方をマスターしてください。
【基本情報】minne(ミンネ)とは
「minne(ミンネ)」とは手作りの商品を売ることのできるハンドメイドに特化したマーケットです。どういった会社がミンネを運営しているのか、minneに関する基本情報を紹介します。チェックしてみてください。
ミンネを運営する会社情報(GMOペパボ株式会社)について
「minne(ミンネ)」は、国内最大級であるハンドメイド作品を販売・購入できるマーケットであり、GMOペパボ株式会社が運営するサイト。現在は約1,400万点以上の作品が掲載されています。企業理念として「もっとおもしろくできる」、ミッションとして「インターネットで可能性をつなげる、ひろげる」と掲げています。minneというサービスを通して、インターネット上にハンドメイドのマーケットを提供していることも、企業理念やミッションに沿ったものです。
【会社概要】
社名 | GMOペパボ株式会社(英文表記:GMO Pepabo, Inc.) |
---|---|
所在地 | 東京本社 〒150-8512 東京都渋谷区桜丘町26番1号セルリアンタワー |
設立日 | 2003年1月10日 |
証券コード | 3633(東京証券取引所プライム市場) |
※この表は左右にスクロールできます
minne(ミンネ)のサービス内容について
minne(ミンネ)は、約1,400万点以上の作品が掲載されているハンドメイド作品をメインとしたマーケットです。家具や食品、アクセサリーなどのハンドメイド作品のほか、さらなるものづくりを促す素材・道具、手作りキット、アンティーク・ヴィンテージのアイテムまで、出品者が心込めて作った作品が販売されているのが特徴的。公式HPやスマホであれば、アプリから利用することが可能です。
minne(ミンネ)の類似サイトについて
minne(ミンネ)と同じようなサイトとして、次のようなサイトが挙げられます。
- BASE(ベイス)
- STORES(ストアーズ)
- メルカリShops(メルカリショップス)
それぞれの特徴を以下の表でまとめたので、チェックしてみてください。
サービス名 | 特徴 | 必要な手数料 | 有料会員制度 |
---|---|---|---|
minne(ミンネ) | ハンドメイドマーケットに特化しています。 | 販売手数料(10.56%) | 無し |
BASE(ベイス) | 業界最安水準の手数料でお店の開設が可能です。 | 販売手数料(サービス利用料3%、決済手数料3.6%+40円) | グロースプラン |
STORES(ストアーズ) | ネットショップと連動するPOSレジも提供しています。 | 販売手数料(5%) | スタンダードプラン |
メルカリShops(メルカリショップス) | 1つのショップを複数のアカウントで運営できるので、複数人での管理が簡単。 | 販売手数料(10%) | 無し |
※この表は左右にスクロールできます
【手数料について】minne(ミンネ)で必要になる手数料
それでは、実際にminne(ミンネ)を利用する方に向けて、minneの手数料に関する情報をご紹介します。初めて自分のハンドメイド作品を売りたいという方は、販売手数料や、どのくらいの利益が出るのか気になると思います。誰かのハンドメイド作品を買いたい際に、必要となる手数料についてもご紹介しています。
販売者側に必要な手数料の紹介
販売者側に必要な手数料の種類に関しては、大きく以下の手数料が必要です。
- 販売手数料
- 振込手数料
1. 販売手数料に関して
販売手数料は、実際に商品が売れた際に発生します。
minneでは、作品が売れた場合、【作品価格+購入オプション価格+送料】の10.56%(税込)が販売手数料となります。販売手数料は、毎月1日〜月末までに売上が確定した注文毎です。
ミンネの、販売手数料の対象は「作品」だけでなく、「購入オプション」に加えて「送料」もかかります。minneより売上金が振込まれる際は、各注文毎に発生した販売手数料の合計値が差し引かれますので、確認しましょう。
送料の支払いは購入者側の負担ですが、販売者側の販売手数料において、送料に対する10.56%の販売手数料を支払う必要があります。注文と同時に決済が完了するため、注文後に作品の価格や発送料金を訂正することはできませんので、注意しましょう。
2. 振込手数料に関して
振込手数料に関しては、売上金を登録の口座へ振込む際に発生する手数料です。
売上金は月末締めの翌月末の支払いとなっており、発送完了メールを送信した日が売上確定日となります。なお、一度の振込にかかる振込手数料は220円(税込)です。
例えば、7月中に「発送完了メール」を送信した場合、8月末が振込月です。
ただし、売上代金の合計が1,000円に満たない場合は、翌月、翌々月へと繰り越しとなります。繰り越しが5ヶ月超過した場合は、6ヶ月目の月末に振り込まれますので、注意してください。
まとめると、売上代金の合計から振込手数料220円が引かれた金額が、発送が完了した翌月末に登録口座へと支払われる仕組みとなっています。
つまり、振込額のイメージとしては
振込額 =「前月繰越金 + 売上代金 - 立替送料 - 販売手数料 - 振込手数料」となります。
minneの振込に関する各項目についてまとめると、
- 売上代金:作品価格+購入オプション価格+送料。
- 立替送料:ネコポスまたは宅急便コンパクトでの配送料
- 販売手数料:作品価格+購入オプション価格+送料の10.56%となり、注文ID毎に発生。
- 振込手数料:1回の振込につき一律220円(税込)
購入者側に必要な手数料の紹介
購入者側に必要な手数料に関して、説明します。minne(ミンネ)では購入手数料は発生しませんが、送料および決済手数料が必要です。またキャンセル時には手数料が必要です。
- 決済手数料
- 送料
- キャンセル手数料
1. 決済手数料に関して
支払い方法によっては、決済手数料が発生する場合があるので確認してください。現在、対応可能な支払い方法は以下の通りです。
- クレジットカード(VISA・MasterCard・JCB・AMEX・DinersClub)
- d払い(ドコモ)
- auかんたん決済
- Apple Pay
- Google Pay(現在停止中)
- Amazon Pay
また、会員登録をすれば以下の支払い方法も利用可能です。
- 後払い決済
- コンビニ払い(セブン-イレブン・ファミリーマート・ローソン・ミニストップ・セイコーマート)
- ゆうちょ振替(電信振替)
- 銀行振込
以下の支払い方法については、決済手数料が必要となるので、確認してください。
- d払い、auかんたん決済・・・決済手数料 165円
- コンビニ決済・・・決済手数料 220円
- 後払い決済・・・決済手数料 330円
- 銀行振込、ゆうちょ振替・・・金融機関に支払う振込手数料等
2. 送料に関して
商品を購入する際に発生する送料については、購入者負担となっています。商品ごとに送料が設定されているので、購入時に確認が必要です
同じ販売者から2点以上の作品を購入する場合、単品で購入するよりも送料がお得になる場合があるので、チェックしてみてください。
2点以上の作品を購入する場合、購入する作品の中で一番高く設定されている送料が「基本送料」として適用されます。残りの作品は「追加送料」として加算され、最終的な送料の総合計が決まります。追加送料は、通常の送料よりも安く設定されている場合があるので、同じ購入者から購入する際には、まとめて購入する方がお得に購入できる仕組みです。
また、ショップによっては、条件付き送料無料を設定している場合があります。作品ページに「〇〇円以上購入で送料無料」のように記載されている場合は、条件を満たせば、送料無料で購入できるので、ぜひ活用をおすすめします。
3. キャンセル手数料に関して
決済が完了後、販売者との合意を得て、購入者都合でのキャンセルの場合は、決済手数料および返金時の振込手数料を差し引いた金額がminne(ミンネ)より返金されます。
共通で必要な手数料は特になし
minneの利用に関して、販売者および購入者共に、登録料、月額料金は不要です。販売時や購入時に必要な手数料が発生しますので、利用を迷っている方々にも始めやすい仕組みとなっています。
minne(ミンネ)とBASE(ベース)の手数料に関して比較します
各手数料の具体的な内容に関して、BASEと各項目を比較します。
手数料 | minne | BASE |
---|---|---|
販売手数料 | 【作品価格+購入オプション価格+送料】の10.56% | 1回のご注文の総合計(送料含む)に対し、【BASEかんたん決済手数料3.6%+40円】と【サービス利用料3%】 |
振込手数料 | 【振込手数料】220円 | 【振込手数料】と【事務手数料】が発生 |
決済手数料 | 無料〜数百円 ※支払い方法による | 無料〜数百円 |
送料 | 送料はショップにて設定されており、ショップや商品ごとに異なる | 送料はショップにて設定されており、ショップや商品ごとに異なる |
キャンセル手数料 | 購入者都合によるキャンセルは、決済手数料+振込手数料を差し引いた金額をミンネより振込 | BASE側で徴収している手数料等の返金は無く、金額返金金額等は、購入者とショップ間で話し合いのうえ決定 |
※この表は左右にスクロールできます
販売する商品の金額により、販売手数料が変わります。両者の特徴を確認し、自分に合ったサイトを使ってください。
手数料を計算した具体例
minneで商品を販売し、売れた際の手数料を計算した具体例を紹介します。実際に1,000円の商品を売る場合の振込額について、計算式を示します。
先述の通り、minneにおける販売時の計算式は以下の通りです。
振込額 =「前月繰越金 + 売上代金 - 立替送料 - 販売手数料 - 振込手数料」となります。
例)1,000円の商品、送料500円の注文が月に3回の場合
※送料は立替ではなく購入者負担とする
<1商品の販売手数料>
1,500円 × 0.1056 = 158.4
<3商品の合計売上代金>
1,000円 × 3商品 = 3,000円
<3商品の販売手数料>
158円 × 3商品 = 474円
<振込額>
3,000円(売上代金)- 0円(立替送料)- 474円(販売手数料) - 220円(振込手数料) = 2,306円
minne(ミンネ)の手数料を理解して上手に活用しよう
手数料の仕組みを理解することで、実際に手元に残るお金を計算することができるようになります。できるだけお得に活用できるように、上手な売り方と買い方をマスターしてください。この記事を参考に、minneの利用を検討してください。
※画像は全てイメージです。
※記事内の情報は、グリーニュースプラス編集部の調査結果(2022年12月)に基づいたものです。
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