いざという事態に備えよう!チェックしたい防災アプリ5選

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暮らし

多発する地震や自然災害。備えはできていますか?

出典:pixta.jp

そもそも日本には約2000ほどの活断層が存在しており、いつ、どこが揺れても全くおかしくありません。記憶に新しい平成28年の熊本地震は、M7級の地震発生確率が30年以内に起こる確率は0.1%未満と言われていた地域で発生しました。NHKが発表している地震発生確率が低い地域だから安心だというわけではないのです。

地震だけじゃない、毎年のように起きる自然災害

加えて、毎年のように報道されるのが大雨や台風による被害です。台風はもはや、暖かい沖縄や九州だけの問題ではなくなり、関東や東北にまで大きな被害をもたらした例もあります。 

このような地震や自然災害に備えて、非常食の備蓄や事前の避難ルート確認が必要だということは国からも指摘されており、広く認知されてきています。 

物理的な備えに加え、災害が起きたときに大きな助けになるのが「情報」です。混乱した状況の中で、いかに早く、正確な情報を取り入れて適切に動けるかが重要です。

今回は、皆さんが常に身につけているスマートフォンに入れておける備えとして、防災アプリをいくつかご紹介していきます。

1. 編集部ピックアップ!「ココダヨ」

出典:ココダヨ

2016年にリリースされたこちらのアプリ。今回編集部が注目した一番の強みは、家族と迅速に安否確認などの情報共有ができるという点です。

大きな異常が起きてしまったときには普段使っている手段で連絡がとれない可能性もあります。災害用伝言ダイヤル利用などの対策も知られていますが、安否を知りたい人の人数が多い、場所がバラバラなどといった場合には、全員と連絡を取るのは難しく、安否が確認できるまで不安な気持ちになるはずです。

ココダヨは、世界初となる防災用位置情報自動通知サービスを搭載したアプリです。家族などの、安否を知りたいメンバーがココダヨをダウンロードし、グループを作っておきます。すると定期的にユーザーの位置情報が観測され、緊急地震速報、大雨警報などの災害発生時には即時に事前に登録されたメンバーの位置情報が特定され、メールやSMSで他メンバーに通知されます。災害が起き、通信障害が発生する前に、お互いの位置情報が自動で共有できるのです。

出典:ココダヨ

メンバー個々のページでは、「無事です」「助けて下さい」と、ワンクリックで現状の報告ができ、「無事」でないメンバーがいる場合アプリ画面が赤で表示され、全員無事なら緑に戻ります。

また、グループチャット機能もあり、それぞれのメンバーのより詳しい情報をグループ全員で素早く共有することもできます。避難所のルート確認もできるようになっており、各メンバーのその後の動きも共有しやすそうです。

2. 大手の安心感「Yahoo!防災速報」

出典:apps.apple.com

以下4つは、基本的に無料で利用できるアプリとなっています。

こちらは言わずとしれた大手IT企業が運営しているだけあり、自治体や気象庁と連携した信頼できる情報を得ることができます。

地震はもちろん、

  • 豪雨
  • 暴風
  • 火山噴火情報
  • 地域の防犯情報
  • テロなどの国民保護情報

これらの災害に即座に通知されるようになっています。

情報量の多さと信頼の深さは大手ならではといえるでしょう。

そのためユーザーが多く、それを活かして、実際に災害が起きたときにマップ上で現状をシェアできる機能があります。各ユーザーがメッセージを表示できるようになっており、例えば河川氾濫の警報が出ているときに、川近くの住民の「まだ水量に余裕はあるが、〇時間前よりは増えている」「氾濫しそう」など、生の声がマップ上に出てくるのです。ライフラインの供給情報も表示されるようになっており、自分の地域だけでなく、家族や知人が住んでいる地域が心配な場合に役に立つかもしれません。

出典:emg.yahoo.co.jp

現在地連動通知を設定しておけば外出時の情報もすぐに得られますし、最大3つの地域を設定できるので、自宅を含め、離れている家族などの住所の通知を受けることができます。さらに、各災害のプッシュ通知の有無や音量などを細かく設定することもできるので、火山の近くに住んでいるため火山情報の通知は最大にしたり、川がある地域でも高台に住んでいるため通知は最小にしたりと、自分にとって緊急性の高い通知の方法を選択しておけるのも便利な機能です。

<h2>避難所へのルートなら「防災情報避難所ガイド」

出典:apps.apple.com (画像)

災害時に利用するかもしれない各地の避難所を把握するためにおすすめできるアプリです。

全国の避難所だけでなく、医療機関も、最新のマップ上に日々更新、反映されています。マップ上には、それらの施設や給水所、AEDなどの位置が色分けされたピンで分かりやすく表示されます。活断層の有無や浸水想定区域、土砂災害警戒区域などについて、各地が作成しているハザードマップも重ねて表示することができ、現在地がどの災害にどれくらいのリスクがあるのか事前にひと目で調べることができます。

出典:hinanjyo.jp

さらに便利なのが、その目的地までの道案内機能です。地図上でルートを検索するだけではなく、ARやコンパス機能を用いて、スマホカメラで実際の景色と連動した道案内が可能で、知らない土地でも迷いが少なく目的地へ向かうことができそうです。避難所の混雑情報も得られるので、避難所を選択できる時間や交通に余裕がある場合は、より適切な避難所を検索することもできます。

出典:hinanjyo.jp

自宅のある地域の避難所やそこへのルートは把握できている方も多いと思いますが、出張先、外出先など、災害はどこで発生するか分かりません。そういった、あまり馴染みのない土地での非常時において、力を発揮してくれるアプリです。

<h2>リアルタイムの情報も強み「NHKニュース・防災」

出典:apps.apple.com (画像)

NHKによるリアルタイムの災害情報をいち早く得られるアプリです。災害のほか、気象情報、最新ニュースなどが閲覧できるようになっており、さまざまな情報をこちらのアプリひとつで確認することも可能です。防災アプリとして考えるのでしたら関係ないニュースは不要かもしれませんが、その場合はプッシュ通知を受け取らない設定にして、災害情報だけ通知が来るようにしておくといいでしょう。

気象情報にも強く、雨雲の動きやメッシュ状の天気予報、台風や河川の状態などがマップ上でひと目で確認できます。

出典:https://www3.nhk.or.jp/news/news_bousai_app/

名前の通りNHKと連動していますので、災害時にテレビで放映されている情報と同じ内容を見ることができ安心です。放送よりもさらにリアルタイムで現地の情報を確認できる現地カメラによるライブ配信機能もあり、最新の情報が常に確認できます。

地域の設定も最大3箇所まで可能で、

  • 気象情報・ニュース
  • 地域のお知らせ

など、常に更新されており充実しているので、平時から役に立ちそうなアプリでもあります。

スタイリッシュさと迅速さでは「特務機関NERV防災」

出典:apps.apple.com

 (画像)

こちらのアプリは、名前を聞いただけで反応する方もいらっしゃるかもしれません。NERVとは、新世紀エヴァンゲリオンに登場する組織の名前です。アプリ名だけではなく、黒を基調としたデザインや警告画面の表示方法など、いたるところにエヴァらしさが盛り込まれており、ファンの方にはたまらない要素ばかりです。本格的な防災について意識するのを堅苦しく感じていた方でも、とっつきやすさとスタイリッシュさがメリットとなるでしょう。

出典:nerv.app

もちろん、名前と見た目だけのアプリではありません。

もとは石巻市のエヴァファンである個人プログラマーの方が遊びで作ったTwitterアカウントが始まりでしたが、東日本大震災で故郷を奪われた思いから、防災情報発信専門のアカウントに切り替わりました。アプリリリースにいたり、改良を積み重ねて、いまや200万超ダウンロードの人気アプリとなっています。気象業務支援センターと連携しており、信頼性も確立しています。通常の気象情報に加え、

  • 豪雨などの警報
  • 地震や津波
  • 噴火の速報
  • 国民保護情報
  • ダム放流通知

など、さまざまな防災情報を発信しています。

そしてこのアプリの強みは、開発者の「0.001秒でも早く伝えたい」という強い思いの実現です。過去の地震でもテレビの速報よりも早く正確な情報を通知することができた実例があり、口コミでも圧倒的な迅速さを評価する声が多く挙げられています。

ほかより早く津波注意報や観測情報を連動させたアプリでもあり、津波の到達状況、最大波、満潮時刻など、これまでのアプリにはなかった細かな情報通知を実現させました。

スタイリッシュさについて触れましたが、こちらはただ見た目が良いだけではなく、色覚異常の方でも見やすいバリアフリーデザインになっています。また、非常時画面の文字を極力減らしたり、色やアイコン配置などの細かな改良を重ねたりして、見やすい画面づくりにこだわっています。 エヴァファンではなくとも、さまざまな工夫をこらして作られた画面は多くのユーザーにとって親切で分かりやすいアプリといえそうです。

<h2>情報収集の基盤に!災害の備えとして防災アプリを活用しよう

出典:pixta.jp (画像)

最初に述べたとおり、災害が起こらず、これらのアプリの本格的な出番がないのが一番です。

ただ、災害が実際に起こってしまった場合、自分も周りも冷静さを失ってしまうことも多いでしょう。 情報が溢れる現在、真相が定かでない情報が流れることもあります。自分にとって必要な正しい情報を、迅速にキャッチできるよう、準備しておくことが大切です。

情報を得、共有するためのアプリとして、今回は5つの防災アプリを紹介しました。非常時でなくとも、日常の中で役立つ機能があるアプリも多くあります。自分や家族が少しでも安心できる材料のひとつとして、ぜひ防災アプリを検討、活用してみてください。

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※画像は全てイメージです

※記事内の情報は、グリーニュースプラス編集部の調査結果(2022年5月)に基づいたものです。

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